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タマヌオイルメーカー、アランさんに教えてもらいました

2014年12月15日 18:45

タマヌオイルはその独特な!?香りと色にもかかわらずこのサイトでは多くの反響をいただいております。リピーターの皆様に私がバヌアツの絞り工場でお聞きしてきた情報を公開いたします。

alain.jpgのサムネール画像
photo:アランさんです(再度登場!)タマヌの木がたくさん育つ島、malekula島出身で島の経済をタマヌでサポートしています。またこの島の出身だからこそこのように原材料を調達する基盤があると言えます。そういった意味でだれもが着手できる仕事ではなさそうです。


こちらが、前回すこしだけご紹介したバヌアツの首都、ポートヴィラにタマヌの搾油工場を運営するアランさんです。アランさんは、タマヌがお父様とともに1997年から本格的にタマヌオイルの開発に着手しました。


マレクラ島はバヌアツの首都がある本島からはだいぶ離れているので、おそらく小さなボートなどで到達するには5、6時間はかかるだろうと(地図上の距離からすると)思われます。


マレクラ島はポートヴィラからは遠いですが、本島であるエファテ島より大きくて育っている樹木も巨大なものが存在するようです。
島ではココナッツのような固くて重くて重労働な仕事は主に男性の担当となるそうで、その間、女性や子供たちにタマヌを砂浜で拾い集めると言った比較的簡単な作業を手伝ってもらい、キロ単位で現金で買い取っています。

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この写真は、マレクラ島のタマヌの大木を管理しているところです。ナンバリングして、質の良いタマヌの実を作るための努力が少しずつ行われています。

とはいえ、タマヌは肥料も殺虫剤も必要なしの自然状態で年間2回実をつけるとのことです。とても強い植物で、本来潮風や砂のような栄養の少ない土壌では植物はなかなか育ちませんが、このような大木にまで何百年かかけて成長するそうです。ちなみに島の人々に聞いても、みなその木がいつから存在するかわからないとの答えが!子供の時からこの大きさだった、と。。。!とても成長が遅いそうです。


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マレクラ島から拾い集められたタマヌはこのように一袋60㎏のサックにいれて本島まで運んでこられます。それだけでも大変だと思います。
この後数週間かけて寝かせ、ある程度熟成させます。この熟成期間が長すぎるとオイルが真っ黒になってしまいますので様々な経験からこの期間と決めているそうです。この黒い色は酸化が進んでいるとのことで、タマヌオイルのフレッシュさを見分けるときはその色に注目した方がいいようですね。

ですが、とても酸化しにくいので通常アランさんのところでは5年間の消費期限として説明しているそうです。

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その後、硬くて分厚い殻を砕き、中のナッツ(胚乳)だけを取り出し砕きます。

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こんな風に砕かれたらこの後、グラインダー(すりつぶし器)で油脂部分を絞りだしていきます。ココナッツオイルと違って、タマヌは日本の冬の低い気温でも固まりませんが、複雑な脂肪酸組成のため、部分的に凝固して冬は濁りぎみになりますが、この濁った部分、スラッジ(と呼んでいるそうです)にとてもよい美肌成分があるそうです。

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グラインダーを通るとこのようにオイルが染み出してきます。
またこのような生絞り状態ですので、100キロのタマヌの実から2~5キロのオイルしか抽出できないので、とても貴重なオイルと言えます。


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そしてここでハイ終わり、ではありません。まずはこのスラッジと呼ばれるおりの部分を丁寧に取り除きクリアでフレッシュな香りのオイルに仕上げるため、にコンテナのなかで1か月間寝かせておきます。そうすると写真のように、スラッジがコンテナの底に溜まってきます。実はこの部分がとても美容効果が高いとのことで、Volcanic Earthでは石鹸などの商品に使用しています。

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スラッジを取り除きフィルターを通してからタンクに貯蔵しています。
出来上がったばかりのタマヌオイルです。季節により若干色が違いますが、成分にはほとんど変わりがありませんのでご心配なく。

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島からやってきた貴重なナッツが最終的に日本の皆様におとどくまで、ここからボルケニックアースの工場をへてまいります。タマヌは「神の木」と呼ばれています。ボルケニックアースのリンダがここから手を加えることでさらに魅力ある素材となっていきます。


そんなタマヌ商品はこちらにリストを作りました。